中部地方

山の中にあると思いきや住宅地の一角にログハウスのカフェ(岐阜県揖斐郡)

このエントリーをはてなブックマークに追加
Café Blochhaus

薪ストーブを囲んでコーヒーを飲めるお店をみつけた。

陽が落ち、夜がだんだんと近づいている。山の中にあると勝手に想像しながら行き着いたのは、住宅地の一角。オレンジライトで夕暮れに浮かび上がるログハウスが威風堂々、そこにあった。

ステンドグラスがはめ込まれたドアを静かに開けると、ふわっと珈琲の香りに包まれる。
外観から受けた印象どおり、実にどっしりとした室内。暖色の電灯が、やわらかくあたたかく空間を映し出している。

そして天井には、ノスタルジックな2台のシーリングファンが、忙しそうに回っていた。

少しレトロなデザインがメジャーだった、ちょっと昔のハンターシーリングファンのラインナップにも、こんなファンがあったような気がする。

Café Blochhaus

入り口正面にある焙煎機から、「あと1時間で閉店なんですが・・・」と店主が申し訳なさそうにと顔を出す。
コーヒーを一杯いただければ、と「1時間もあれば十分ですよ」と、店内へ入らせていただく。

写真で見かけた丸型の薪ストーブを店内奥にみつけた。

残念ながら季節柄、まだ火が入っていない。でもこの素敵な空間をゆっくり堪能するため、迷うことなく薪ストーブを囲んだ席に座る。

Café Blochhaus

素敵なカウンターが設えられていた。

ロイヤルコペンハーゲンの絵皿が壁にずらりと並んでいる。そして一つ一つ異なる絵柄の珈琲カップも、まるで作品のように棚を飾っていた

さらに、ミニカーや釣り具の模型など、店主のこだわりや趣味の広さが窺えるカウンター。

Café Blochhaus

ひとつひとつお話を伺いたくなりながらも、店主は焙煎作業に忙しそうだったため、とりあえず渡されたメニューから珈琲を選んでみることにする。

産地で選ぶストレート珈琲もよかったが、せっかくなので、こだわりがいろいろありそうな、ハウスブレンドを注文することにした。

しかしそれほど詳しい訳でもない。どちらかというと重めでコクがある味が好みだ。酸味のある味はあまり好まない。

そんなざっとした基準で選んだのは、メニュートップの「グラーベ」(500円)。

そして次に興味を引かれたのは、このグラーベのエクストラ版の「エクストラグラーベ」(700円)だ。
どんなエクストラ感なのか、どんな違いなのか、とても気になるところ。

Café Blochhaus

メニューには《「グラーベ」カマタリベースのバランスのとれたコクのあるブレンド》とある。

私はコーヒーに関してほとんど知識はないのだが、「モカマタリ」という、イエメンで生産されているアラビカ種のコーヒー豆がある。このモカマタリに近いのかしら、と想像しつつ、グラーベをいただく。

少しフルーティさを感じる、濃く深みのある味わい。
本当は、少し目当てにしていたハンドメイドケーキと一緒に味わいたかったが残念。ケーキは品切れだった。

ちなみに「グラーヴェ」は音楽用語の曲想記号で「重々しく、荘重に」と意味するらしい。

Café Blochhaus

実は「エクストラグラーベ」を注文しようとしたところ、店主に止められた。「かなり濃いので、まずはグラーベを飲んでからにして下さい」と。

ん-、比べられないのはとても残念。
でも店主がそうおっしゃるなら、と、レッジェーロ(500円)に変更。

《「レッジェーロ」ブラジル・サントスベースの軽い飲み口のブレンド》とある。

その説明通り、さらっとした飲み口。濃いめ好きにはやや物足りなさを感じるかもしれないが、夜も近い時間には、それくらいがちょうどよかったのかもしれない。

Café Blochhaus

ふと窓の向こうにある部屋に目をやると、車が展示されていた。
窓越しにしかわからないが、車に詳しくない私が見てもわかるぐらい、かなりな高級車であると見える。

先ほどの作品棚に置かれていたミニカーの本物版みたいだ。

いったいこの店主は何者なんだろう。謎が深まる。

そして閉店時間も迫ってきた。

遠い道のりを帰らなければならないため、謎を残したまま、またいつか謎解きをしに訪れてみようと思い、お店を後にした。

なかなか記憶に残る、興味深いお店だった。

店舗情報
Café Blochhaus
店舗名カフェ ブロックハウス
住所岐阜県揖斐郡池田町六之井1420-2
電話番号0585-45-2911
営業時間10:00~18:00
定休日
HPhttps://c-fan.club/ssk/bgxk
この記事を書いた人
Rica
心地いい空間にシーリングファンがあるとつい嬉しくなる。おいしいものとシーリングファンに出逢う旅の記録。
このエントリーをはてなブックマークに追加
ファン資料室