中国・四国地方

インパクト抜群の古民家を改装した蔓だらけの異次元カフェ(徳島市新内町)

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Cafe ROSSO

店構えに一目惚れした『Café Rosso』。

徳島市役所のほど近く、つまり、かなり街中に位置するこのお店。アイビーの蔓で覆われたそのありさまは、近代化した周囲の建物の中にかなり異次元だ。

時計は13時前。店の前には数台の車が駐車され、明らかにランチタイムのはず。しかし、それにしては、ずいぶん静かだ。そろりと扉を開け、店内へ入る。

空間は想像外に大きかった。かなり貫禄のある真っ黒な柱と梁が、この建物の歴史を語っている。

そして冬の寒さをやわらげる暖色のライトに煌々と照らされ浮かび上がる異空間には、若かりし頃のビートルズの面々が微笑み、モノトーンのチャップリンが、時の隔たりをさりげなく消し去っていた。

屋根の隙間から勝手に侵入したと思われる蔓は、外界との隔たりを破壊する斬新なインテリア。そんな限りなく自然界の素材で埋められたマットな仕上がりのこの空間に、真っ白に光るシーリングファンが、異質に馴染んでいるのがなんともいえずイカシテル。

この独特のチョイス、かなり惹かれる。

Cafe ROSSO

4席のテーブルが6つほどある店内は、実にのんびりとしている。

店主が一人で切り盛りしていることがそうしているのか、時の流れはかなりスロー。

だけど、この空間から感じ取る時間の概念が独特で、その時間の流れがむしろ、楽しいとさえ感じる。

どうやらこの建物は、移築し、復元したものらしい。漆喰で塗られた壁、カフェとして機能させるために工作した構造ひとつひとつに、手作業の趣がある。とても豊かだ。

空間をうまく演出するドライプランツたちも、冬の枯れ感を魅せるために一役買っている。

「時の経過がよく似合う」そんな眼鏡で見てみると、いろんなことがしっくりする。

Cafe ROSSO

さて、ゆったりと待っていたところへ、少し前に注文していた、ボリュームたっぷりの『マスターご自慢のツナサンドウィッチ』(750円)が運ばれてきた。

トーストされたパンに、たっぷりな具が挟まれている。添えられたサラダもたっぷりだ。

いただいてみる。具がはみ出て大変だ!パンの間にも野菜がたっぷり。マヨネーズベースの味付けもちょうどよく、家ごはんを思い出す家庭の味。

さすがマスターご自慢だけある。

Cafe ROSSO

さてお次は『ふんわりタマゴのオムライス たっぷりサラダ付き』(980円)。

名前の通りタマゴはふんわりしていて、ごはんもさらりとした、食べやすいオムライス。

中のライスには、チキンではなくツナが混ざり、たっぷりふわふわのタマゴにケチャップを絡め、スプーンで口いっぱいに頬張る。

これも家庭的な気取らない味。子供に戻った気分でもぐもぐ美味しくいただいた。

実はランチメニューのもうひとつ、『マスター特製カレーライス』(900円)を食べたかったのだけど、ご飯が足りないということで残念、今回は諦めたのでした。

Cafe ROSSO

最近はあちこちで手軽にコーヒーが飲める。
コンビニやコーヒーショップなど、システム化されたところで、安価に、さまざまなバリエーションのコーヒーを味わうことができるのはありがたい世の中だ。

でもやっぱりこうして、個人が経営するお店で、その店主のイロが感じられる空間を楽しみながら一杯のコーヒーを味わうといのは、バリュアブルな体験なんだと改めて思う。

この空間が今こうしてあるために、たくさんの人の手や想い、時間や行動が織りなし合い、その果てに存在する集大成。

それはここにしかない、唯一のものであるのだから。

Cafe ROSSO

ところで2台も取り付けられていたシーリングファン。せっかくなのに2台とも動いていなかった。

ハンターシーリングファンハンターオリジナルをちょっと思い出すようなこのレトロ感。インテリアとして眺めるのももちろんいいのだけれど、店主曰く、「せっかく回しても風が起きると寒く感じてしまう」とのこと。

でも実は羽根の回転を上向きにすると、天井付近の温かい空気を壁に沿って循環させることができるので、室温はむしろ快適にすることができるんですよね。ぜひ試してみていただきたいところ。

「ビートルズ、好きなんですよ」と気さくに話す店主、そんなウンチクにも興味をもってくださった様子。

次回はファンの効果はどうだったか、教えてもらいに行ってみることにしよう。
そして今度はご飯のなくならない早めの時間に行って、『マスター特製カレーライス』を注文するんだ。

店舗情報
Cafe ROSSO
店舗名Cafe Rosso
住所徳島県徳島市新内町1丁目7
電話番号090-3189-6595
営業時間08:30~18:00
定休日
HP
この記事を書いた人
Rica
心地いい空間にシーリングファンがあるとつい嬉しくなる。おいしいものとシーリングファンに出逢う旅の記録。
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